腰 足 重いの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
冬の寒さで外に出る事も出来ず、好きな散歩も出来ません。腰や足が重く、立って歩くとゆらゆらし、長い時間歩くと疲れます。病院で待合室で待っているだけも疲れ、体力が無く情けなくなりました。
このまま老化が進み 寝込む事を考えたら怖くなり漢方相談。
78歳 女性
中医学(中国医学)の考え方では、消化器の事を脾(ひ)と呼び、エネルギーを作る源と考え、気、血、津液、精など体の免疫力を生み出す働きが有り、いくつになっても胃腸の機能が正常である事か元気の源です。
この方は疲労、食欲不振、冷えがあり、エネルギー不足の「脾気虚」と「血虚」があるタイプで、腰が重い、ふらつき、冷え、健忘など老化が進む「腎陽虚」タイプがありました。
消化器を立て直す漢方に補血薬を加え、腎の衰えは腰や健忘として現われやすいので、腎を補い体力増強の漢方をお渡し、養生として命門のツボを温める事を提案しました。
その後再来され、震災のお礼に上京され強行軍でしたが、からだがしゃきっとして、安心して旅行が出来ましたと、とても元気に話されました。
体の老化を防ぐ消化器の働きを高める、脾胃の大切さ、体のエネルギーを作る食養生など、中医学(中国医学)の真髄です。
若い方からお年寄りまでサプリメントが大流行ですが、本来の基本的な食養生を思い知らされる出来事でした。
何万とするサプリメントもよいのですが、私の母が施設にお世話になっておりますが、以前長女から月数万のサプリを買い求め服用しておりましたが、現在の施設の食事が美味しくとても元気になりました。
TEL:0226-27-2108
住所:宮城県気仙沼市長磯船原33-1